2012/09/21

平成24年度日本水産工学会秋季シンポジウム「日本海西部の漁業資源をめぐる生物多様性の保全と漁業のあり方」


 

企 画 趣 旨

 
海洋における生物多様性の保全に関する国際的な関心の高まりは、従来は食料資源としての価値観が主流であった漁業資源についてもその価値観の多様化をもたらしている。漁業資源を持続的に利用するためには、漁業者や管理者を中心とした枠組みや価値観だけで議論することができなくなってきた。閉鎖海域としての日本海の持続的利用を考えたとき、生態系を考慮した資源管理や生物多様性の保全を見据えた漁業生産というものを今後展望していく必要がある。これらの問題を従来の資源生物学的視点だけではなく、漁場造成、魚礁設置、保護区の設定などの水産工学的側面からの問題提起が今後の持続可能な漁場づくりに重要と考えシンポジウムを企画した。
 
コンビナー: 濱野 明(独立行政法人水産大学校)
開催日  : 2012年11月10日(土)10時~16時
開催場所 : 水産大学校共同研究棟4F(多目的会議室)
参加方法 : 参加費未定
       参加の申し込み  詳細は後日連絡致します
問合せ先  : 永松公明(水産大学校海洋生産管理学科) nagamatu@fish-u.ac.jp
 
               
開会 挨拶                 大竹 臣哉 (日本水産工学会会長)
趣旨説明                  濱野 明  (コンビナー)
講演
1.日本海西部における漁業の現状と課題 
2.生物多様性の保全とは
3.人工魚礁漁場における生物多様性と保護区
4.沖合天然礁漁場における生物多様性
5.日本海西部沿岸漁業の定置網漁獲物変動と生物多様性
6.人工魚礁における生物多様性に関する研究事例
7.漁場の保全を考慮した漁具の開発に関する研究事例
8.生物多様性モニタリングのための音響・光学手法の研究事例
総合討論
  水産工学が生物多様性の保全に果たす役割
閉会挨拶                  山根 猛 (水産工学会企画委員長)

カテゴリ:会告・ニュースレター-日本水産工学会の行事