2013/02/28

平成25年度日本水産工学会春季シンポジウム ~北日本と極東ロシア水域のコンブ生産~

平成25年日本水産工学会春季シンポジウムを下記要領で開催することになりましたので、ご参加下さいますようご案内申しあげます。

日時:2013年5月26日(日)9:20~16:00

会場:札幌コンベンションセンター〒003-0006 札幌市白石区東札幌6条1丁目1-1

TEL: 011-817-1010

参加費:500円(要旨集代)、水産工学学術講演会大会参加者は無料

参加方法:事前申し込み不要、会員・非会員は問わない

主催:日本水産工学会

企画趣旨:

コンブ類は北海道と極東ロシアを始めとした北方域での重要な水産生物であり、これ自体が高級な食用品であることに加えて、ウニ・アワビ等の餌料となり多面的に利用されている。そして基質の投入や海底の耕耘など様々な水産工学的手法が長く研究、開発されてきた背景があり、現在では各種の対策が活発に取り組まれている。これはコンブ漁場の造成や維持管理にとって大きな貢献をしてきた。しかし近年はコンブ生産量の減少傾向に歯止めがかからず社会的に深刻な問題となっている。そこで、コンブ漁場の復活に向けて、近年のコンブ漁場の現状を見直し、最新の研究を紹介し、水産工学的側面から今後のあるべき姿を検討・協議するため本シンポジウムを企画した。

コンビーナー:山根猛(近畿大学)・川井唯史(稚内水産試験場)

プログラム:

09:20~09:25 開会挨拶 日本水産工学会会長理事 大竹臣哉
09:25~09:30 趣旨説明 稚内水産試験場 川井唯史
(司会 株式会社 エコニクス 山内繁樹)

09:30~10:00 順応的に進めるコンブ増殖場造成 (株)アルファ水工コンサルタンツ 綿貫 啓
10:00~10:30 本州におけるマコンブの増養殖 (独)青森県産業技術センター 藤川 義一
10:30~11:00 リシリコンブモニタリングデータの解析 (独)北海道立総合研究機構 品田 晃良
11:00~11:30 栄養塩とコンブ藻場再生 (独)北海道立総合研究機構 栗林 貴範
11:30~12:00 雑海藻駆除によるコンブ漁場の保全 (独)北海道立総合研究機構 寺井稔
12:00~13:00 休憩
(司会 北海道大学フィールド科学センター 四ツ倉典滋)

13:00~13:30 マコンブの遺伝的多様性研究 ~藻場の保全に向けて~ 北海道大学大学院環境科学院 前田 高志
13:30~14:00 Present situation of fisheries research on kelp in South Sakhalin, Russia (ロシア 南サハリンにおけるコンブ漁場の現状)SakhNIRO(サハリン海洋漁業学研究所)Dmitry Galanin.(日本語通訳有り)
14:00~14:30 北海道とロシア(サハリン)日本海のコンブ藻場の比較と今後 (独)北海道立総合研究機構 川井 唯史
14:30~15:00 コンブの生産安定に向けた北海道の取り組み 北海道水産林務部 幡宮 輝雄
15:00~15:10 休憩
15:10~15:50 総合討論 (司会 幡宮 輝雄)
15:50~16:00 閉会挨拶 日本水産工学会 山根 猛

カテゴリ:会告・ニュースレター-日本水産工学会の行事