2012/07/27
ウニ類の食圧が高い場所ではウニフェンスを設置します。フェンスはウニの侵入を完全に防ぐ事はできませんが,遅らせる事ができます。適切な時期にフェンス内のウニ除去作業と母藻投入を行う事で,効率よく藻場を回復することができます((株)ベントス・南里海児)。 関連記事:水産工学48(1), 59-64 揺動式海藻着生装置:東日本大震災までの7年4ヶ月間,稼働し続け,優占するウニの這い上がりを防止し,岩礁直上に無管理で海藻の持続的な繁茂に成功しました(水産工学研究所・川俣 茂)。 関連記事:水産工学44(2), 127-138 磯焼け対策の一つである母藻投入を行うため,生分解性素材のオープンスポアバッグを考案して,小学生と一緒に磯焼け対策を実践しています(水産土木建設技術センター・安藤亘)。 関連記事:水産工学48(1), 51-54 南日本では植食性魚類の食害による磯焼けが続いています。長崎県壱岐市で,蝟集したノトイスズミを刺網で効率良く漁獲する手法開発を行っています。写真は刺網に漁獲されたノトイスズミの群れ(水産工学研究所・桑原久実)。 関連記事:平成24年度日本水産工学会学術講演会講演論文集, 53-54 小型底びき網漁業の労働実態を把握するため,船上作業の際に漁業者の身体にかかる負担について調査しています(水産工学研究所・高橋秀行)。 関連記事:水産工学46(1), 1-8 人工魚礁に蝟集する魚群の生態を把握するため,ステレオ計測技術を応用して,蝟集魚の体長や遊泳姿勢などを定量的に求める手法を開発しています(水産工学研究所・高橋秀行)。 関連記事:水産工学41(3), 261-265 カテゴリ:水産工学の現場から |