2015/02/16 海の緑化研究会シンポジウム 「海域における鉄の存在形態と藻類への取込みに関する研究の最前線」
海の緑化研究会シンポジウム
日本各地で深刻化している磯焼けの問題に対し,海域における溶存鉄の不足に着目をした藻場再生技術におけるフィールド試験が開始されてより10年が経過した。製鋼スラグと腐植物質(堆肥)を利用した本技術は,北海道増毛町をはじめ,全国各地で実証試験・事業が実施されている。それと共に,本技術と密接に関係のある海域において,鉄の存在形態や海藻への取込み過程の理解に向けた基礎研究が並行して行われ,これまでに多くの知見が得られている。本シンポジウムでは,これら基礎研究の成果に関して報告を行うと共に,本テーマに関して最前線で研究を進める研究者による招待講演を行い,鉄の科学に関する理解と将来展望への議論を行うことにしたい。 カテゴリ:一般記事 |