2007/11/27
平成19年度日本水産工学会秋季シンポジウム 漁業経営と社会経済に貢献する水産基盤
「漁業経営と社会経済に貢献する水産基盤」
開催概要
|
主 催 |
:日本水産工学会 |
共 催 |
:東京海洋大学 北海道大学大学院水産科学研究院 公立はこだて未来大学 |
後 援 |
:水産庁、社団法人全国漁港漁場協会、全日本漁港建設協会、
全国市町村水産業振興対策協議会、財団法人漁港漁場漁村技術研究所社団法人水産土木建設技術センター、漁港漁場新技術研究会、
日本技術士会北海道支部北方海域技術研究会、日本技術士会水産部会、 |
企 画 |
:日本水産工学会水産公共政策研究会 |
日 時 |
:平成19年11月27日(火) 9:30~17:30 |
会 場 |
:東京海洋大学 楽水会館(東京都港区港南4-5-7)
JR品川駅港南口(東口)から徒歩約10分 |
参加費 |
:1,000円(但し、学生は無料) |
申 込 |
:資料準備等の都合のため、11月20日までに別添により事前申し込みをお願いします。なお、参加費は当日会場でお支払いください。 |
|
|
|
開催趣旨: |
食生活と消費流通構造の変化、国際化の進展、資源状況の悪化、漁業生産構造の脆弱化、水産業・漁村に対する期待の高まりなど情 勢の変化に対応し、今般、新しい水産基本計画、並びに総合的かつ計画的に事業を行うための第2次漁港漁場整備長期計画が策定されました。長期計画には、水 産基本計画に掲げられた各施策との密接な連携の下、水産資源の生産力の向上、国際競争力の強化と力強い産地づくり、並びに水産物の安定的な提供等を支える 安全で安心な漁村の形成が重点課題として位置づけられています。一方で、水産基盤整備は大きな社会投資を要することから、厳しい財政状況の中で依然として 公共事業のあり方が議論となることが多くなっています。
今年は水産基本計画と長期計画の初年度であることから、当学会では、「漁業経営と社会経済に貢献する水産基盤」というテーマで秋季シンポジウムを開催する こととしました。シンポジウムでは、漁業経営の改善や水産業の発展、地域振興、並びに豊かな国民生活の実現と経済発展において水産基盤がどのような役割を 有しているか、あるいは求められているかを論点に、広く教育研究や行政に携わってこられた方々による研究発表を行います。続いて、テーマを「地域振興にお ける水産基盤と産学官民連携への期待」に絞り総合討論を行います。研究や政策、行政に携わる方々や関心のある方々にお集まりいただき、建設的な意見を交え たいと考えています。
本シンポジウムは、当学会の活動と本シンポジウム開催の趣旨に賛同していただいた東京海洋大学、北海道大学大学院水産科学研究院並びに公立はこだて未来大 学との共催であり、これを契機に行政や大学、あるいは大学間の共同連携が一層深まることは、学会としても極めて有意義なことです。 |
|
プログラム |
◇開会(9:30~9:45)
開 会 挨 拶 (日本水産工学会会長)
趣 旨 説 明 (日本水産工学会水産公共政策研究会会長)
◇研究報告・話題提供(9:45~14:45)
漁業経営改善や地域振興、国民生活や国民経済への波及効果等に関する報告等
(発表20分+質疑5分)○印:発表者
(9:45~11:00)
① 水産基盤整備の波及効果
○横山 純、黒澤 馨(水産庁)、古屋 温美、中泉 昌光(北海道大学大学院)
長野 章(公立はこだて未来大学)、浅川 典敬((財)漁港漁場漁村技術研究所)
② シナリオによる水産都市の振興~国際水産・海洋都市構想~
○古屋 温美(北海道大学大学院)、横山 純(水産庁)、上川 浩幸(北海道開発局)
芝井 穣(函館市)、中村 隆(水産庁)、長野 章(公立はこだて未来大学)
③ 市場再編・統合と衛生管理の導入を契機とした漁業振興と地域への効果
○黒澤 馨(水産庁)、長野 章(公立はこだて未来大学)、古屋 温美(北海道大学大学院)、
浦尻 和伸(すくも湾漁業協同組合)、茨木 隆(宿毛市)、
久保田 弘道((財)漁港漁場漁村技術研究所)、横山 純(水産庁)
(11:10~12:00)
④ 地域協働による漁港機能の高度化
矢本 欣也、上川 功一(北海道開発局)、中泉 昌光(北海道大学大学院)、
浅川 典敬((財)漁港漁場漁村技術研究所)、
○若林 隆司((株)アルファ水工コンサルタンツ)
⑤ 生産流通システムにおける漁港の新しい位置づけ(エコラベル導入、トレーサビリティ等)
○長野 章(公立はこだて未来大学)、
若林 隆司、桑原 伸司、鳴海 日出人(NPO法人水産物トレーサビリティ研究会)
(13:05~14:45)
⑥ 漁村経済の動向と展望
○濱田 武士(東京海洋大学)
⑦ 漁業の多面的機能とその支援施策の課題
○工藤 貴史(東京海洋大学)
⑧ 漁港を利用した都市漁村交流
○林 浩志((財)漁港漁場漁村技術研究所)、高原 裕一(水産庁)、木原 肇(七尾市)、
関 いずみ、富田 宏((財)漁港漁場漁村技術研究所)
⑨ 沖合漁場整備の政策的意義と技術的課題について
○中村 隆、山本 竜太郎、岡 貞行、柳瀬 知之(水産庁)、
浅川 典敬((財)漁港漁場漁村技術研究所)、中川 良文((社)水産土木建設技術センター)
◇特別講演(15:00~15:50)
渡 辺 好 明 氏 「農林水産業と地域振興について」
北海道大学大学院水産科学研究院客員教授
東京穀物商品取引所理事長
岡 本 信 明 氏 「地域振興と水産系大学における教育研究について」
東京海洋大学副学長
◇パネルディスカッション(16:00~17:20)
「地域振興における水産基盤と産学官民連携への期待」
ご 挨 拶 水産庁長官 山 田 修 路 氏
パネリスト 末永 芳美氏 東京海洋大学先端科学技術センター教授
谷澤 廣 氏 函館市副市長
中西 清二氏 高知県宿毛市長
中道 仁美氏 愛媛大学農学部生物資源学科准教授
高吉 晋吾氏 水産庁計画課長
田坂 行男氏 (独)水産総合研究センター評価企画課長
コメンテーター 渡辺 好明氏 北海道大学大学院客員教授
司会進行 長野 章 氏 公立はこだて未来大学教授
◇閉会(17:25~17:30)
閉 会 挨 拶 (日本水産工学会企画委員会委員長)
◇懇親会(17:45~19:00) 大学会館内食堂
参加費:4,000円 (11月20日までに別添により事前申し込みをしていただき、
参加費は当日会場でお支払いください。)
問合先/参加申込先 林 浩志 日本水産工学会水産公共政策研究会幹事
((財)漁港漁場漁村技術研究所内)
Tel:03-5259-1031 Fax:03-5259-0551
E-mail:hayashi@jific.or.jp
|
カテゴリ:会告・ニュースレター-日本水産工学会の行事
|