2014/09/04
平成26年度 日本水産工学会秋季シンポジウム「東日本大震災から学ぶ漁港・漁場の整備と課題」
※10/23 ポスター(PDF形式)を掲載しました。
平成26年日本水産工学会秋季シンポジウムを下記要領で開催することになりましたので,ご参加下さいますようご案内申しあげます。
題 目:東日本大震災から学ぶ漁港・漁場の整備と課題
場 所:東京海洋大学 白鷹館 1階講義室
〒108-8477 東京都港区港南4-5-7
日 時:平成26年11月8日(土)10:00~16:00
参加費:1000円(要旨集代を含む。当日受付でお支払いください。)
企画趣旨
日本水産工学会では平成23年6月に緊急ワークショップを開催し,その結果を整理して「東日本大震災による漁港・漁場の被災と復旧に関する技術提案書」として瓦礫の撤去や復旧に関する技術を同年7月に提案した。また,同年の秋のシンポジウムとして「東日本大震災からの漁港、漁場、漁村の復興に向けて」と題して,漁業地域の復興の現状と課題を報告し,地震・津波に強い漁港、漁場づくりの提案を行った。
その後,各地で復旧・復興が進められ,3年が経過した。漁港の設計法には地震や津波への配慮が導入され,漁場では,浅海域の漁場へのインパクトやその後のモニタリング調査から,浅海域のベントスの回復過程や課題が明確になってきた。そのような背景から,本シンポジウムでは,漁港の設計として粘り強い防波堤に注目し,最新の研究成果について報告していただくこととした。漁場では,藻場や干潟への地震や津波による影響やその後のモニタリング調査の概要,漁場施設の被災状況や対応の現状を報告していただき,回復に向けての課題を提案していただくこととした。総合討論では,これまでの技術開発や漁場の復興への取り組みを整理し,今後の漁港・漁場の復興の課題や今後の地震・津波対策に対して備えるべき事項について議論する。
プログラム
10:00 開会挨拶
日本水産工学会 会長 大竹臣哉
10:10 開催趣旨説明
企画委員 綿貫 啓
10:20 東日本大震災を踏まえた漁港施設の地震・津波対策について
水産庁 西崎孝之
10:50 漁港施設の津波被災の特徴と耐津波設計
水工研 八木 宏
11:20 漁港防波堤の腹付マウンド被覆ブロックの津波越流に対する安定性の検討
不動テトラ 三井 順
11:50 鋼管杭・鋼矢板を活用した津波防波堤における粘り強い構造への取り組み
新日鉄住金 田中隆太
12:20 休憩(当日は大学の食堂が営業していませんので周辺の食堂等をご利用ください)
13:30 東日本大震災による藻場への影響とその後の変遷
東北水研 村岡大祐
14:00 東日本大震災による干潟生態系の撹乱とその後の回復過程
石巻専修大学 玉置 仁
14:30 岩手県北地域における漁場施設の復興の現状(洋野町ウニ増殖溝を中心に)
岩手県県北広域振興局 高橋 禎
15:00 休憩
15:15 総合討論 今後の漁港漁場整備で取り組まなければならない技術と配慮すべき事項
16:00 閉会挨拶
日本水産工学会 企画委員長 酒井久治
ポスターのダウンロードはこちら → h26_JSFE_autumn_symposium.pdf
シンポジウムに関する問い合わせ先
綿貫 啓(JSFE201411@yahoo.co.jp)←@マークを半角にしてお使い下さい。
カテゴリ:日本水産工学会の行事
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