2014/10/01

日本学術会議公開シンポジウム「東日本大震災からの水産業および関連沿岸社会・自然環境の復興・再生に向けて(第2回) -日本学術会議の第二次提言を踏まえて-」



※10/2 ポスター(PDF)を掲載しました。
※10/20 ポスター修正版(PDF)を掲載しました。

 本会も後援しております標記シンポジウムの案内がありましたので,会員の皆様にお知らせ致します。

日本学術会議公開シンポジウム
「東日本大震災からの水産業および関連沿岸社会・自然環境の復興・再生に向けて(第2回)
-日本学術会議の第二次提言を踏まえて-」

主 催:日本学術会議 食料科学委員会水産学分科会
共 催:水産・海洋科学研究連絡協議会、日本水産学会、東京海洋大学、北里大学海洋生命科学部
後 援:日本農学アカデミー、大日本水産会、全国漁業協同組合連合会(予定)、水産海洋学会、日本付着生物学会、日本魚病学会、国際漁業学会、日本ベントス学会、日本魚類学会、地域漁業学会、日仏海洋学会、日本海洋学会、日本水産増殖学会、マリンバイオテクノロジー学会、日本水産工学会、日本プランクトン学会、漁業経済学会、日本藻類学会
日 時:平成26年11月21日(金) 10:00-17:20
場 所:日本学術会議講堂(港区六本木)
参加申込:
 参加費無料,事前申し込み不要,ただし,当日先着順250名まで。
開催趣旨:
 平成23年3月11日に東北太平洋沖で発生した大地震は巨大津波の襲来をもたらし,沿岸地域の漁業および水産関連の職業に携わっていた住民の生活を一瞬のうちに破壊し、地域社会を崩壊させてしまった。さらに,巨大津波の直撃を受けて漏洩した東京電力福島第一原子力発電所の放射能は,海洋汚染をもたらし、漁業および水産関連産業に深刻な影響を未だ与えている。水産学、海洋学関連の16学会が立ち上げた水産・海洋科学研究連絡協議会では昨年標記のタイトルでシンポジウムを共催し、各学会の取り組みについて述べるとともに、総合討論において様々なご意見をいただいた。今回は、各学会のみならず大学等の取り組みを紹介するとともに、日本学術会議が平成26年6月10日に行った第二次提言の内容についてパネルディスカッションし、東日本大震災からの水産業および関連沿岸社会・自然環境の復興・再生に向けての方向性と具体的方法について取りまとめる。
次 第:
 10:00-10:10  開会の挨拶 渡部終五 (日本学術会議第二部会員、北里大学海洋生命科学部教授)
 10:10-10:25  秋山敏男(農林水産・食品産業技術振興協会、専門PO)
   「各省庁における震災関連の取り組み状況」
 座 長:津田 敦(東京大学大気海洋研究所教授)
 10:25-10:50  石丸 隆(東京海洋大学海洋観測支援センター特任教授)
   「福島沖の海洋生態系における放射能汚染の推移と現状」
 10:50-11:15  森田貴己(日本学術会議特任連携会員、水産総合研究センター研究開発コーディネーター)
   「東電福島第一原子力発電所事故による水産物の放射能汚染の状況」
 11:15-11:40  濱田武士(東京海洋大学大学院海洋科学系准教授)
   「原発災害と水産復興」
 11:40-12:05  影山智将(漁港漁場漁村総合研究所理事長)
   「水産基盤(含む防潮堤)復旧の現状と課題」
 12:05-13:10  休憩(昼食)
 座 長:渡部終五(前 述)
 13:10-13:25  清浦 隆(文部科学省研究開発局海洋地球課長)
   「東北マリンサイエンス拠点形成事業の概要」
 13:25-13:35  木島明博(東北大学大学院農学研究科教授)
   「東北マリンサイエンス拠点形成事業(海洋生態系の調査)の研究概要」
 13:35-14:55  木暮一啓(東京大学大気海洋研究所教授)
   「海洋生態系調査成果-1 震災と海洋生態系統合モデル」
 14:55-14:15  北里 洋(日本学術会議連携会員、海洋研究開発機構プロジェクト長)
   「海洋生態系調査成果-2 震災とハビタットマッピングモデル」
 14:15-14:35  原 素之(東北大学マリンサイエンス復興支援室長 教授)
   「海洋生態系調査成果-3 震災と漁業復興モデル」
 14:35-14:50  園田 朗(海洋研究開発機構データマネジメントユニットリーダー)
   「海洋生態系調査成果-4 TEAMSデータ共有・公開機能の構築」
 14:50 -15:00  休憩
 座 長:青木一郎(日本学術会議連携会員、東京大学名誉教授)
 15:00-15:25  小川廣男(東京海洋大学大学院海洋科学系教授)
  「SANRIKU(三陸)水産研究教育拠点形成事業の概要」
 15:25-15:50  秋山秀樹(水産総合研究センター本部研究推進部長)
  「水産総合研究センターの取り組み」
 15:50-16:15  田中次郎(東京海洋大学大学院海洋科学系教授)・坂西芳彦(日本海区水産研究所グループ長)・青木優和(東北大学大学院農学研究科准教授)・倉島 彰(三重大学生物資源学部助教)
  「藻場のモニタリング-東北から北関東の太平洋沿岸-」
 16:20-17:10  総合討論
  (司会)八木信行(日本学術会議特任連携会員、東京大学大学院農学生命科学研究科准教授)
  「東日本大震災から新時代の水産業の復興へ 第二次提言について」
  (コメンテーター)
     ・香川謙二(農林水産省水産庁次長)
     ・赤間廣志(宮城海区漁業調整委員)
 17:10-17:20  閉会の挨拶 帰山雅秀 (日本学術会議連携会員、北海道大学国際本部特任教授)

コーディネーター:
 渡部終五(日本学術会議第二部会員、水産学分科会委員長、北里大学海洋生命科学部教授)
 竹内俊郎(日本学術会議連携会員、東京海洋大学海洋科学系教授)
実行委員会:
 竹内俊郎(前出):委員長
 佐藤秀一(東京海洋大学大学院海洋科学系教授):副委員長
 佐野元彦(東京海洋大学大学院海洋科学系教授)
 森田貴己(前出)
 八木信行(前出)

 シンポジウムのポスターはこちら→ csj2014_poster_c.pdf

※合わせて日本学術会議における提言
東日本大震災から新時代の水産業の復興へ(第二次提言)」についてもご覧ください。

カテゴリ:一般記事-日本水産工学会の行事