2012/01/10 平成24年度日本水産工学会春季シンポジウム 浮魚礁漁業の現状と課題
日時:平成24年5月20日(日)9:20-15:20 企画趣旨 我が国の沖合海域には多数の浮魚礁が設置されて、カツオやマグロなどの回遊性魚類の漁場として利用されている。特に黒潮流域沖合の沖縄県、鹿児島県、宮崎県、高知県では、浮魚礁が沖合海域での漁業生産性向上に大きく寄与している。浮魚礁は海底設置型の魚礁と比べて歴史は浅く、浮魚礁の機能などについては十分に明らかにされていない。しかし、近年では浮魚礁が大深度漁場にも設置されるようになり、計量魚群探知機、ソナーなどの音響探査機器やアーカイバルタグなどの標識放流技術の進歩によって、浮魚礁周辺での魚群行動などに新しい知見が得られている。そこで浮魚礁の構造と水理機構や周辺での魚群行動などについて、幅広い視点から議論を深めて、効率的な浮魚礁の設置運用と持続的な漁業生産に寄与することを目的とする。 (コンビーナー;不破茂、重廣律男、石崎宗周、安樂和彦、江幡恵吾) 09:20 - 09:25 開会挨拶 日本水産工学会会長理事 武田 誠一 09:25 - 09:30 趣旨説明 日本水産工学会 不破 茂 1. 浮魚礁漁業の現状 (司会:鹿児島大学水産学部 石崎宗周) 熊本 修太 10:00 - 10:30 沖縄県の事例 沖縄県漁港漁場課 甲斐 哲也 10:30 - 11:00 鹿児島県の事例 鹿児島県大島支庁林務水産課 榊 純一郎 11:00 - 11:30 宮崎県の事例 宮崎県漁村振興課 中西 健治・宮崎県水産試験場 渡慶次 力 11:30 - 12:00 高知県の事例 高知県水産振興課 稲葉 太郎 12:00 - 13:00 休憩(昼食)
2. 浮魚礁の水理機構と魚群の行動 (司会:鹿児島大学水産学部 安樂和彦) 13:00 - 13:30 浮魚礁の水理機構と生物生産 福井県立大学海洋生物資源学部 大竹臣哉 13:30 - 14:00 浮魚礁への魚の蝟集機構 鹿児島大学水産学部 山中有一 14:00 - 14:30 浮魚礁と魚の移動 国際水産資源研究所 松本隆之 14:30 - 14:40 休憩 14:40 - 15:10 総合討論 (司会:石崎宗周、安樂和彦) 15:15 - 15:20 閉会挨拶 日本水産工学会 山根 猛 カテゴリ:会告・ニュースレター-日本水産工学会の行事 |