2015/10/05

平成27年度 日本水産工学会秋季シンポジウム「日本とノルウェーのまき網漁業の比較と考察 -制度,流通加工,漁船運用・設計の観点から-」

※ 10月14日 ポスターを掲載しました。

 平成27年日本水産工学会秋季シンポジウムを下記要領で開催することになりましたので,ご参加下さいますようご案内申しあげます。

題 目:「日本とノルウェーのまき網漁業の比較と考察」
     -制度,流通加工,漁船運用・設計の観点から-

場 所:東京海洋大学 白鷹館
     〒108-8477 東京都港区港南4-5-7
     JR品川駅港南口(東口)から徒歩約10分
     http://www.kaiyodai.ac.jp/info/access/access.html

日 時:平成27年11月14日(土)

参加費:1000円(当日受付でお支払いください。)

申 込:直接,会場にお越しください。

企画趣旨
 「我が国における総合的な水産資源・漁業の管理のあり方」(水産総合研究センター,2009年)において提唱された「水産システム」の概念は,水産業全体を生物生産から食卓までの一連のフローとして理解されている。漁業は水産加工・流通産業と相互に影響を及ぼしており,「どのような漁船漁業が望ましいか」という命題も,水産加工・流通業の抱える事情と無縁では無い。世界を見渡すとノルウェーのまき網漁業は,我が国のまき網漁業と比較して加工業も含め先進的であるとの評価がなされている。しかし,我が国とノルウェーでは,同じまき網漁業であっても,両者の操業方法や管理手法は大きく異なる点に留意する必要がある。本シンポジウムでは,これまでに実施したノルウェーでの漁業制度,流通加工及び漁船運用・設計の現地調査をもとに,両国のまき網漁業を比較し,我が国のまき網漁業業の方向性を考察する。

プログラム

13:00 開会挨拶

大竹 臣哉(日本水産工学会 会長)

13:05 趣旨説明

三好 潤(水産総合研究センター水産工学研究所)

13:10-13:40 ノルウェー漁船漁業の概要及びそれを取り巻く状況

川田 忠宏(水産総合研究センター水産工学研究所)

13:40-14:30 船設計に影響を与えうる日諾のまき網漁業の差異 
               ~漁業・加工・流通の観点から~

金子 貴臣,廣田 将仁(水産総合研究センター中央水産研究所)

14:40-15:20 日本とノルウェーのまき網漁業の操業の実態比較

酒井 久治(東京海洋大学)

15:20-16:00 日本とノルウェーの漁船設計コンセプト及びシステム工学的設計手法

三好 潤(水産総合研究センター水産工学研究所)

16:10-16:40 総合討論
16:40 閉会挨拶

酒井 久治(日本水産工学会 企画委員長)

シンポジウムに関する問い合わせ先
    三好 潤
     国立研究開発法人水産総合研究センター
     水産工学研究所漁業生産工学部漁船工学グループ主任研究員
     〒314-0031 茨城県神栖市波崎7620-7, Tel: 0479-44-5929

ポスターはこちらからダウンロードできます。
  平成27年度日本水産工学会秋季シンポジウムポスター(PDF)

カテゴリ:日本水産工学会の行事